ABCチョコレートだ/ABC초콜릿이야

韓国語

最近、韓国人上司に聞いた言葉で「ABC초콜릿(초코)이야」というものがあります。

ビジネスでよく使われる言葉なのか、ある程度の年齢以上で使われるのか、若者や学生も使う言葉なのかは分かりません。ただ、ある程度韓国語ができる外国人でも、言葉は分かっても、意味はすぐに分からないと思います。

「ABC초콜릿이야」とは「ABCチョコだよ」ということで、言葉自体は簡単な意味です。ちなみに日本語でいう「チョコ」は「초코」で、「チョコレート」は「초콜릿」です。どちらも使います。

また「ABCチョコ」は画像にもある通り、韓国では誰もが知っているロッテが販売しているお菓子で、台形型のチョコレートが一つずつ包まれたものです。日本でも昔あったよなぁと思ってググってみると、

名糖という会社が販売している「アルファベットチョコレート」がほとんど同じものでした。

 

前置きはここまでで、では、この「ABC초콜릿(초코)이야」とはどういう意味で使われるかについて解説します。

日本語で一言で言うならば「定石だな」という意味になるかと思います。

「定石」とは、「物事を行う上での決まった方法」という意味で使われます。

例えば、仕事をしながら何かしらの問題が発生した際、その問題を解決するための手段がガイドラインやマニュアル、過去に処理した方法で、「A:○○する⇒B○○する⇒C〇〇する、で完了」と決まったプロセスがある場合、

「ああ、その問題ならABC초콜릿이야=定石だ(決まった解決方法がある)」という意味で使うようです。

この意味を韓国人上司に教えてもらった時、「ABCチョコーレートをA、B、Cと並べていくでしょ?それと一緒で、決まったことをすればいいってことだよ」と言われ、なるほど、定石ってことか、と思いながら、

そもそもABCチョコレートって並べるか?と、違う意味で疑問には思いましたが、そこは突っ込みませんでした。

 

ちなみにいらない深堀ですが、韓国のABCチョコレートと、日本のアルファベットチョコレートで、それぞれいつ頃から販売されているのか最後に調べてみました。

韓国:ロッテ:ABCチョコレート 1982年

日本:名糖:アルファベットチョコレート 1970年

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