妻と日本のドラマやアニメを見ていると、そこで出てくる日本語を韓国語で何というかを私や子供達で教えてあげることがあります。
そこで家族で改めて日本語だけでなく、韓国語の勉強にもなることがあるのですが、この言葉は韓国語や日本語でしっくりくる言葉がないね、ということになることもたまにあります。
日本語の「こだわり」という言葉を妻に伝えるとき、韓国語ではしっくりこないなと思いながら「고집(コジプ)」と説明します。
고집(コジプ)/固執
「고집(コジプ)」という韓国語は、日本語の直訳では『固執』、『我』という意味で、
「고집」に言葉を加えて、「고집 쟁이」や「쇠 고집」「왕 고집」と表現することもあり『意地っ張り』、『頑固者』という意味で、少しネガティブな方で使われることが多い気がします。
そこで、NAVER(국어사전)で고집の意味を調べたところ、私にとっては意外な答えが出てきました。
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1
자기의 의견을 바꾸거나 고치지 않고 굳게 버팀. 또는 그렇게 버티는 성미.
自身の意見を変えなかったり、直さないで頑なに対抗(耐える、しんぼう)する。またはその様に対抗(耐える、しんぼう)する性分。
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2
마음속에 남아 있는 최초의 심상이 재생되는 일.
心の中に残っている最初のイメージが再生されること。
「고집」には私が(もしかすると一般的な韓国人も)思っているネガティブだけの意味ではなく、日本語の「こだわり」に近い意味があるのかもしれません。
もし「고집」という表現が韓国人でもネガティブなイメージのある単語なのであれば、私達日本人が「こだわり」という表現を説明するときに「좋은 고집」「포지티브한 고집」と言えばより日本語の意味に近い形で伝えられるかもしれません。
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