韓国あるある/한국남자(韓国男子)編/「どこの部隊?」

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韓国で生活していたときに体験した韓国あるあるを紹介していきます。

今回は韓国男子の鉄板トークテーマである「どこの部隊?」です。

私が韓国の会社で働いていたときの、韓国人男性同士の会話でよく出てくる話題でした。

 

皆さんご存じの通り、韓国の成人男性はほぼ必ず徴兵によって、軍隊に行かないといけません。

徴兵されると言っても韓国の中で1,2カ所ではなく、韓国内に数十カ所の基地や関連施設があるため、その年に徴兵された男子は、そのどこかに配属され、その部隊の場所によって過酷な訓練を受ける人もいれば、運転手や監視業務という比較的軽めな部隊や、分析などインテリな要素を求められる部隊など所属先は様々だそうです。

 

そして、会社員の男性はほぼ軍隊に行って来ているため、社内での男性同士の会話、顧客や取引先との初めのあいさつやお酒の場である程度打ち解けてくると、ほぼ必ず軍隊の話が始まります。

『너는 어느 부대였어? (君はどこの部隊だった?)』

ここでいう、「どこの」とは主に地域のことを言い、おそらく地域・エリアの部隊によって、韓国の軍隊の中での役割、機関が決まっているのだと思います。

当然同じ部隊出身となればかなり盛り上がりますし、家族、親戚、知り合いでも同じ部隊出身のひとがいると、「その部隊は知り合いの○○さんもだよ。」などと話が広がります。

違う部隊であっても、軍隊の訓練や業務で関りがあったということでも盛り上がりますし、部隊によっても特色があるので「○○部隊は〇〇らしいね」、「うちの部隊ではこんなことがあってさ」みたいな会話になります。

また、この話題は年齢の垣根も超えていけます。

例えば20代後半の若手社員と50代のベテラン社員。普通このぐらい年齢が離れていると共通の話題といえば、大学、出身地、本籍地(どこどこの金氏とか)ですが、軍隊の話は共通の話題になることもあります。

これまでこのような会話を何度も見てきましたが、この話題で盛り上がらなかったことはないです。

やはり、20代前半で同じように苦労した軍隊生活というのは、韓国人男性にとって共通意識を持たせる重要な要素になっているのだと思います。

 

ただ、この話題、日本人男性である私はまず蚊帳の外になりますが、幸いなことに韓国人女性も同様についていけない話題です。

そのため、会社の飲み会の席で男性同士でこの話題になると、初めは私も興味本位で聞いていましたが、到底入っていけない世界なので、女性陣と別の話をしていました。

 

 

徴兵について私が韓国人に聞いた話をもう一つ。

韓国人の先輩が何か席で教えてくれた話です。多くの韓国人男性は大学生の2年生前後で大学を休学して軍隊に行って来てまた復学するのですが、その前後で全く変わるそうです。

しんどい思いをして大学受験を終った大学1年生、2年生にとって大学生活=遊びまくる 人が多いと思います。

大学1年生や2年生であれば、チャラチャラして授業中も教室の後ろでギャーギャー騒いでいる様子もよく見かけられるそうです。(もちろん大学や学科によって異なると思いますが)

ただ、そんな男子学生も軍隊に行ってくると変わるようです。

大学の授業によっては1年生から4年生まで幅広く履修できる授業もありますが、そこでは軍隊に行って来た男子学生と、行く前の男子学生とではその雰囲気の違いで人目で分かるそうです。

それは、学年が上がり少し大人になったということもあるかもしれませんが、軍隊生活の中で規律を学び、また自分の将来のことを考えることで、しっかりと大学生活を過ごし就職などに備えなければと思うようになるのだそうです。

徴兵というものが韓国人男性が大人になるために効果があるかもしれませんが、それ以外のデメリットも多い気がするので、私としては依然として軍隊生活2年間ってもったいないなぁと思ってしまいます。

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