韓国の入国者自宅隔離(自宅隔離の14日間)

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自宅についてからの隔離の様子を記録していきます。

自宅隔離 1日目(アプリ操作)

到着して家についた日を1日目とします。

まず、そもそも14日間の隔離ですが、例えば10月1日に入国すると10月15日のお昼12時までが隔離期間になります。そのため、実質15日間というか14.5日って感じです。

家に着く前に最寄りの区の保健所でPCR検査を受けます。保健所のPCR検査の内容はひとつ前の記事の下段にあります。

この日は家についたあとも、特に保健所などからも電話はありませんでした。

※後日確認しましたが、韓国語ができない外国人の場合は、保健所などからの電話は日本語(英語)のできる担当者が別途連絡してくるそうです。

そして、この日からアプリでの健康チェックです。

アプリ操作

アプリを開くと丸い枠が赤くなっています。(韓国語表記になっていますが、他の言語も設定できます)

真ん中の赤い枠には「자가진단하기(自宅診断する)」とありますので、ここをタッチします。

次の画面では『예(はい)』『아니요(いいえ)』で答える質問で、

それぞれ

「熱(37.5以上)あるか?」「体温の入力(上記では36.3℃で入力)」「咳があるか?」「喉の痛みはあるか?」「呼吸困難はあるか?」

にチェックし一番下のある「마침(終わる[登録])」をタッチして終わりです。

そうして真ん中の枠が青くなるので、これで健康チェックが終わりです。

そのほかにもボタンはありますが、何もなければ特に触ることのないボタンです。

自宅隔離 2日目(保健所からの電話)

2日目の朝9時半過ぎに保健所(たぶん)から電話がありました。

内容は『名前、生年月日、住所などで本人確認』、『入国後PCR検査は受けたか』、『同居者がいるか』、『14日間の隔離期間の案内』、『13日目に保健所で最後にPCR検査を受けること』、『隔離期間中は絶対に外に出ないこと、何か困ったことがあれば連絡すること』、『数日後に市から食料がおくられること』、そして最後に『保健所から私(隔離者)に担当者がつくようで、別途その担当者から連絡がくる』という案内を受けました。

『同居者がいるか』に関して、私の場合は「義理の両親がいます」と答えると、「普段は部屋の中にいるようにして、できるだけ家族との接触は避けてください」という程度の案内を受けました。

ちなみに前回7月に入国したとき、これらの案内は入国当日の空港から家に移動するとき、つまりほぼ空港から出てすぐのタイミングでしたが、今回はそれに比べるとずいぶん時間がたっての連絡だなぁという感じです。

韓国でも隔離に対して少しずつ緩くなってきているのか、入国者が多いタイミングで対応が遅くなったんですかね。

 

そして、この日の夕方18時ごろ、また違う番号で保健所から電話がありました。担当者のようです。

朝の人と同様で『名前、生年月日、住所などで本人確認』、『同居者がいるか』の同じくだりがあり、明日(3日目)に家まで「マスク、消毒液、ごみ袋、体温計」などのキットを置いていきますという案内がありました。ここでは勝手に『衛星キット』と名付けます。

あと、この担当者の手元で私の現在位置やアプリでの健康チェックの履歴が見れるようなのですが、「アプリの設置は済んでますよね?」と質問され、何やらカチャカチャPCで作業した後、「確認できました」と言っていました。

ちなみにこの際に一日2回の健康チェックを私が朝7時ぐらいと、昼過ぎぐらいにさっさと行っていたため、もっと1回目と2回目のチェックの時間を空けて、夕方にしてくださいと言われました。

前回の隔離の時はここまで言われなかったので、担当者によって細かく見る人と、適当に見る人とで違いがあるのかと思います。

自宅隔離 3日目(衛生キット)

朝からいつも通り健康チェックをするくらいで、他に変わったことはありません。

ちなみに私はもともと在宅勤務でほとんど仕事をしているので、隔離であってもいつも通り仕事ができてしまいます。

 

夕方17時前に知らない携帯番号から電話がありました。担当者からです。

『今、家のドアの前に衛生キットを置いていきましたので、確認してください』『中に入っている用紙にサインして、写真して送ってください』と言われました。

衛生キットはこんな袋に入っています。

袋を開くとこんな感じです。

中身は以下の通りです。

・体温計(一般的なワキにはさむタイプ)

・消毒スプレー

・マスク(KF94)5枚

・消毒液(ジェルタイプ)

・ゴミ袋(上記のオレンジのビニール袋)

→一人暮らしの隔離者の場合、ごみを捨てに外に出ることも禁止されているので、基本的にはこの袋に入れて、保健所の人に連絡して回収してもらわないといけません。

・隔離通知書&説明書

ここで担当者のいう『サインして、写真を送ってください』というのは隔離通知書のことです。

こんな用紙で、上から「名前」「生年月日」「住所」、下の欄に「今日の日付」「名前」「サイン」を書くようになっています。

内容はざっくりいうと、『隔離をちゃんとしないといけなくて、もし違反した場合は処罰をうけることになりますが、それに同意します。』という内容にサインするということです。

ちなみに、一度違反がばれた場合は、携帯を家において外に出てもすぐにばれるようなバンドを腕に着けさせられるようです。

こんな感じで携帯で撮影して、さっきかかってきた担当者の携帯番号にメッセージで送ります。

韓国はこんな感じで宅配の人や、役所関係でも個人の携帯番号から写真や証明書類などをデータで送ることがよくありますよね。この辺は個人情報管理的にどうかわかりませんが、何かとオフラインで対応させる日本より便利だと感じます。

このメッセージの際に、住所をちゃんと書いていなかったので、私はもう一度書いて送りました。。

自宅隔離 4日目

4日目は特になんの連絡もなく、朝夕の健康チェックをして終わりました。

自宅隔離 5日目(アプリトラブル)

5日目は休日ということもあり、9時前までゴロゴロしていると、携帯の充電が完全に切れてしまいましたが、急いで充電して健康チェックをすることもないので、

充電器につないで少し放置していました。

しかし、充電がある程度できたところで、電源を入れてアプリを開いていて見ると

なぜか初期設定画面になっています。(正確にいうとこのひとつ前の画面で、設定言語を選ぶ画面がありました)

そこで、しょうがないなと思いながら、再度名前や電話番号、住所等を入力していきます。

すると、

「専任公務員のID」がいるとのこと。

空港ではそこにいた職員が入力してくれたので当然このIDは分かりません。

 

ここで思いついたのは3日目に連絡してきた担当者です。

携帯のメッセージですでにやり取りしていたので、状況を説明しIDを教えてほしいと連絡しました。

すると休日にもかかわらず約一分ほどで「IP○○〇です」と、すぐに返信をくれたので、それを入力して事なきを得ました。

休みの日でも携帯で連絡がつくので、こういうことは便利ですね。

それ以外は特に何もなかったです。

自宅隔離 6日目

6日目の朝もまたまた充電が0%で切れてしましました。

また、5日目のように最初から設定し直しかと思いきや、本日は充電して起動するとそのまま起動でき健康チェックができました。

その他に変わったことは無かったです。

自宅隔離 7日目(食料物資支給)

7日目の昼頃、宅配で食料が届きました。

農協マートの箱ですね。

手紙はソンナム市からで、隔離を慰労する内容が書かれています。

中身はこんな感じです。

・ごはん3個×2セット

・ツナ缶3つ

・スパム2袋

・レトルトカレー3つ

・진ラーメン5個入

・キムチ炒め3袋×2セット

・海苔 小袋16個

・スープ(국)3種類

私はソンナム市から来ましたが、市によって送られるものが違うようです。

 

その他は訪問者もなく、連絡もなく2度の健康チェックで終わりました。

自宅隔離 8日目

8日目は特になんの連絡もなく、朝夕の健康チェックをして終わりました。

自宅隔離 9日目(微熱発生)

8日目は特になんの連絡もなく、朝夕の健康チェックをして終わる予定でした。

ただ、夕方から何やら寒気と関節が少し痛み熱を計ってみると37.7度です。

同じタイミングでお義父さんも体調が悪そうで、万が一熱が長引くと嫌だなと心配です。

そこでお義母さんが薬を出してくれたのですが、タイレノールです。

韓国でもコロナワクチン接種後の発熱や関節痛などがあったときに勧めている薬のようで、これを飲んだところ、すぐに汗をかいて楽になりました。(もちろん個人差がありますのでご参考まで)

自宅隔離 10日目(精神健康チェック)

おそらくタイレノールのおかげで朝はすっかり熱が下がり、仕事もできるほどになりました。

10日目は朝9時半頃に保健所からメッセージがありました。

前回の6月末のメッセージと全く同じ内容ですね。

内容は『メンタルヘルス』に関することで、隔離で外に出られなくて精神的に大丈夫ですか、という内容で後ほど電話があるとのことです。

 

その後、10時過ぎに着信がありました。

保険所の方からで、精神的にでも何か困ったことはないか?何かあったら相談できる人が身近にいるか?、そして、保健所でも相談を受けることができるので言ってください。

という内容でした。

この辺は実際に利用しないにしてもわざわざ保健所が連絡してくるところは、日本よりケアされている感じはしました。

 

また、午後3時ごろにも保健所から別の電話がありました。

隔離明けの前日にPCR検査に行くのに、どこにいくか、手段はどうやっていくか、時間は午前か午後か、という確認です。

早々と済ませたいので、前日の午前に近くの保健所に自家用車で行くと伝え電話を切ります。

隔離中はやはりタクシーを含め公共交通機関の利用はできないので、徒歩か自家用車、もしくはどうしても検査するところまで遠ければ、保健所で何か手配してくれるようです。

自宅隔離 11日目~13日目

週末もあったこの三日間は特に何もなく、朝夕の健康チェックをして終わりました。

12日目は気づいたら昼前の11時で健康チェックをしていなかったので、何かしらのメッセージが表示されていましたが、その後通常通りチェックを行い、何も問題ありませんでした。

おそらく、健康チェックした内容を担当者が管理画面でチェックしているはずですが、週末の朝少しチェックが遅れたくらいでは、問題ないと見逃されるんでしょうね。

公務員の人たちも週末は休んでいるでしょうから、特によほどでないと週末まで隔離者の状況を逐一把握して連絡してくる人はいないとも思いました。

自宅隔離 14日目

隔離明けの前日で、朝から保健所にPCR検査に行きました。

週明けの朝一だったからか1日目の午後来た時よりも人が多かったです。

検査結果は翌日の午前中に来ると案内を受けました。結果が陰性であれば最終日の午後12時から隔離が明けます。

自宅隔離 最終日

朝8時30分ごろ、無事に陰性(음성)の結果メッセージが来ました。

また、この後10時前ごろに市役所だったか、保健所だったからか電話がありました。

「昨日のPCR検査結果はどうでしたか?」「今日の昼12時で隔離が終わるのは知ってますよね?」という確認でした。

また、「12時以降に健康チェックのアプリを消してください」との案内も受けました。

 

そして、12時になり無事に隔離が終了しました。

まとめ

今回2回目となる隔離でしたが、前回と同様問題なく終わりました。

保健所から変な時間に電話があったり、直接訪問があったりということも一切無く、アプリもほぼ自由な時間で健康チェックをするので問題ありませんでした。

私が実際に隔離中にどうしていたかはノーコメントですが、平日の夕方や週末は携帯を家に置いていれば外出していることが見つかる可能性は極めて低いと思います。

(隔離中の外出を勧めているわけではありません。)

 

あとどれくらいこのような隔離の制度が続くか分かりませんが、早く正常化して、簡単に行き来できるようになればと願うばかりです。

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