韓国の大学院 1学期(オリエンテーション)

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いよいよ大学院(社会人向け)に入学して授業が始まりました。

コロナですべてオンライン授業に

2020年3月入学だったこの頃から、大学院の授業もすべてオンライン講義を導入するようになっていきました。

オンラインの授業の良し悪しはありますが、私にとっては結果的に良いことの方が多かったと思います。

オンライン講義は主に2通りあって、ZOOM講義と録画講義がありました。

ZOOM講義

ZOOM講義は教授と受講者が全員ZOOMを接続して、教授がメインで話し、スライドを共有しながら授業を進めていきます。

授業は土曜日なので、ZOOMの場合は土曜日の各授業時間に学校に行く代わりに、家でオンラインで参加することになります。

ちなみに私は家で静かに授業を受けれる環境になかったので、だれもいない会社に行ったり、カフェで授業を受けていました。

卒業するまで4学期がありましたが、だいたい学期の始まりの各授業でのオリエンテーションはZOOMで、顔を見せながら自己紹介などをして始まりました。

録画講義

ZOOMの実時間に接続しないといけない講義に比べ、録画講義は決められた期間内に録画授業を視聴して、それが出席のカウントにもなるというものです。

正直、土曜日を拘束されず、1週間の中で時間のある時に見ることのできる録画講義の方が楽ではありました。

1学期履修科目

※以下はすべて科目名

・消費者行動論

・リーダーシップ特講 ※特別講義(특별강의)のことを略して특강といいます。

・国際経営

・数字で見る経営(財務会計)

関心の的になる

国民大学では中国人やベトナム人は多いですが、経営大学院で日本人は私が初めてだったようで、何かと先生から関心を持たれることが多かったです。

一学期に4科目を受講することになりますが、その内、3つの授業は1回目のオリエンテーションはZOOMで行われました。

オリエンテーションでは、教授の自己紹介と授業の内容・進め方の紹介、そして20人~30人の受講生が一人3分くらいで自己紹介をします。

自己紹介は名前と、所属(どんな会社で、どんな業務をしているか)、講義に期待することなどをだいたい話します。

85%が韓国人、10%がベトナム人と、私一人日本人という感じで、ベトナム人の学生は20代前半で割と若く、韓国語の発音もそこまで上手ではない人が多いので、

ペラペラと韓国語を話す日本人は結構目立ちました。

ここで日本の言葉や文化に少しでも触れた経験のある教授だと、トソバン「さん」と名字の後に「상」を付けて呼んでくれ、

また、「こんにちは」「よろしくおねがいします」など、一言二言に知っている日本語で話しかけてくれます。

ただ、日本人が私だけの中で、明らかに私の自己紹介の際に時間を取っていろいろ質問されたり、日本語を使われたりすると、オンラインでも周りの目が気になってしまい、ほどほどにしてほしいなと思いました。

大体、親日な感じ

知り合いの韓国駐在の日本人などと話をすると、教授たちは反日な感じではないのか?と聞かれることがあります。(特に2019年後半に日本製品不買運動もあったので)

ただ、結論をいうと、ほとんどの教授が好意的でした。

そもそも4年間で受講した中で、マーケティングでは日本のセブンイレブンの事例、企業経営では京セラの稲森和夫さんの事例、などなど、

経営学の事例の中にはアメリカや韓国だけでなく、近くの日本の事例は数多く出てくるので、

そんな学問として出てくる日本に否定的な話はほとんどありません。

ソウル大出身の会計の授業担当の教授は、60歳を過ぎていますが、英語、中国語の次に今は日本語を勉強していると言っていましたし、

国際経済担当の教授は、若い時に勤めていた会社の上司が日本人で、当時日本語を勉強していたとか、

リーダーシップの担当教授は、旦那さんが日本の会社で働いている、

という感じで、日本に縁のある人たちが多かったです。

グループワーク

4科目のうち1科目の消費者行動論では、いきなり『オリエンテーションから今後グループワークで課題をやるから、次の時間までに3~5人のグループになってください』と案内されます。

実際の教室ならまだしも、知り合いもいないし、どうやって、どんな人と組んだらいいのか、全く分りません。

ここで一人モジモジしていても、よくわからない日本人に声をかけてくれる人はおそらくいないはずです。

数分で考えたのは、ZOOMに小さく映っている学生の顔を見ながら、デキそうな人に目星をつけて、「私と組んでもらえませんか」と連絡してみようと思いました。

年が近そうで、慣れている感じで、男性で、と何人か表示されている名前をメモしました。

オリエンテーション後、早速、大学院内の学生と教授が連絡できる専用アプリがあり、そこで名前を検索すると出てきました。(ここでは李さんとします)

初めにメモをした李さんにメッセージを送ったところ、快く了解してくれましたが、すでに他にも組んでいる人がおり、それでも良ければということで入らせてもらいました。

すぐにカカオのIDを知らせ、複数人の入るカカオ部屋に招待されグループに入れてもらうことになります。

ただ、ここからがグループワークの影というか、私自身が葛藤することが始まりますが、それは別の回で。

 

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